主観でしかない映画感想

映画の感想、備忘録

『きみに読む物語』

⚠︎ネタバレあり




■■■▣□ 3.5

ラストシーンが最高な佳作。


私、なぜか若い男女の恋愛映画って感動しないし泣けないんだけど、観るのは好きなんだよね。某有名ろくろ回し映画もオダ=メイのシーン以外おもしろいと思えなかったし。


この映画はあんまり観る気なかったんだけど、好きな作家さんがおすすめしてたから観てみた。端的に言えばラスト以外普通だった。ラストがあれじゃなきゃ評価2ぐらいだったかも。


そもそもアリーがノアと付き合うことになった理由がよく分からなかった。映画館出てきたと思ったら付き合ってるし、いや軽、みたいな。


年月が経って他の男性を好きになるのは分かる(ノアとの交際も鑑みて惚れっぽそうだとは思う)。未練がましく過去の女を忘れられないのも分かる。喧嘩別れしたけど、お互いにまだ気持ちがあったのも分かるし、会いに行ったのも理解できる。でも再会していろんな想いを吐露して、やることやってまた癇癪起こして喧嘩に至る っていうのは分からない。

ていうか、そんなに好きなのに何か着てないかなとかいう希望を持ってポスト確認しようと思わなかったのが不思議。


なんだけど、実はあの本の著者がアリーだったのにはうるっとしたし、『この本を読んでくれたら私はあなたを思い出す』っていうのもすごくよかったな。


諸説あるけど、私はあの老人はノアだと思う。どんなにそれっぽい理由を並べられても、ラストシーンでアリーが「ノア」って言ったこと、ノアが読み聞かせた物語は、アリーとノア 2人の物語だっていうのが、もう絶対の理由だと思うんだよね

あの2人だから最後の奇跡に一緒に死ねたと思う。手を繋いでたのがもうね……。


冒頭の音楽と付き合い始めのヤンチャして楽しそうな2人とラストとその演出はとても好き。


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